ミラーレスより一眼レフをお勧めする理由をUPしてみます。その3(シャッタースピードについての解説)

ミラーレスより一眼レフをお勧めする理由をUPしてみます。その3(シャッタースピードについての解説)

ミラーレスより一眼レフをお勧めする理由はとにかくよく使うボタンが使いやすいところに配置されているところ。
先日の絞り優先モード(A・Av)の他にシャッタースピード優先モードというのもあります。教室では実験的にシャッタースピードを体感していただく際には使いますが、基本的には絞り優先モードを推奨しています。最終的にはマニュアルモードで撮れるようになります!
シャッタースピード優先モードはCANONの場合は「Tv」というところに合わせます。他のメーカーでは「S」の場合が多いかな?と思います。

このダイアルがミラーレスにはついていないものもあって、メニューの中から選ぶことになると結構面倒。

シャッタースピード優先モードっていうのがあるのはわかったけど、初心者の方はそもそもシャッタースピードってなんなのさ?ってなると思います。

記事を書こうとしたらおじゃまむしのうちの猫です。メトロノームがあったので、一定のリズムで動くメトロノームの針がシャッタースピードの違いでどう変わるか、実際の写真と共に解説をしていきたいと思います。

シャッタースピードを考えるとき、1秒を基準に考えると良いかと思うのですが、1秒の半分は1/2秒、その半分は1/4秒といった具合に分母の数字が大きくなるほど早くなります。(私はそれさえ最初わからなかったので1秒から考えました・笑)

それで、この写真は1/250。1秒の1/250ですからめっちゃ早いです。実際このメトロノームは結構早く動いていて、目ではこんな風に止まって見えませんが、1/250で撮影すると針が止まって見えます。

次は少し遅くなって1/125で撮影。針が少しぶれています。

次もちょっと遅くなって1/60秒。先ほどよりもブレ幅があって躍動感が出てきました。

次は1/30。ブレが先ほどよりも大きいです。では1秒で撮影すると・・・・・・

こんな感じです。1秒間シャッターが開いているので、針の動きが記録されていますね。もっと遅くするとおそらく針は見えなくなると思います。

こういった感じで、動きを止めたい場合はシャッタースピードを遅く、躍動感出したい場合は遅めに。
この辺りはスポーツを撮影される方や、滝や水滴、ミルククラウンなどを撮影される方は、これくらいのシャッタースピードならこんな風に撮れるというのがわかっておられると思います。

この写真は三脚を立てて、シャッタースピード以外の値、今回はISOを調整して同じような明るさになるように撮影をしていますが、他の値を変えずに撮ると、シャッタースピードが遅くなるほどシャッター幕が開いている時間が長くなるので、写真はどんどん明るくなります。1秒とかになると真っ白になると思います。

1秒で撮った写真はISOが100より下げれなかったので、F値の数字を上げました。他の写真と比べると背景がくっきりしていると思います。これは先日説明したF値の記事を読み返していただけたらお分かりいただけるかな?と思います。

最初の猫が邪魔をしている写真もこの写真も1/60でしたので、最初の写真のほうが猫パンチのスピードが速かったからぶれたということになります(笑)。

こういう感じで、同じ猫パンチだからといって、おなじシャッタースピードなら同じように撮れるというわけではない事もわかっていただけたかと思います。(よくやった猫よ。)

一般的に1/125より早ければ手振れしないと言われていますので、1/125よりシャッタースピードが遅くなるようならISOを上げたり、……続きは是非、写真教室へ!(笑)

ボタンの位置で言うと

こちらはEOSKissX3というかなり古い機種で、この頃はホワイトバランスのボタンもありました。最近はメニューの中にある感じです。

これはフジのX-T10のメニュー画面。

これはEOS6D2のメニュー画面です。

デジタルの面白い部分のひとつにホワイトバランスがあるので、これもささっといじれると良いのですが、6D2はフルサイズですし、フルサイズを使う人はRAW現像される方もおおそうなのと、ホワイトバランスってそんなにいじるわけでもないのでメニューの中にあってもまぁいいのかな?

あとは、以前書いたんですが、マニュアル撮影したい時もミラーレスより一眼レフのほうがおすすめです。詳しくはこちらの記事を読んでください。

ミラーレスの場合メニュー画面からフォーカスを選ぶ感じになって、これがまた機種によって出てこないー!とか教室でもわいわい探しております。
一眼だったらここをこう!なんですけどねー。てな感じです。

最後は怒られる前の猫の写真で(笑)。

ミラーレスより一眼レフをお勧めする理由を3回にわたって書いてみました。

デジタルになってできることがたくさん増えたので便利にはなっているのですが、そこは基本が頭に入っていると使いこなしていけますが、最初にたくさんできることがある道具をもつというのはハードルが高いのかもしれません。

私はシンプルに写真を撮れたら良いのでフィルターなんかも要らないんです。
あとは、一眼レフの場合はファインダーをのぞいてガラス越しに見えている世界を切り取る感覚ですが、ミラーレスで画面を見ながら撮影するっていうのがあんまり楽しくなかったりします。(あくまでも私はです。)
建築の写真やお料理、物撮りなんかは画面を見ながら水平垂直を出したりできるし、ミラーレスなら結果が画面に反映されているので便利なんですが、ミラーレスを使っていた受講生さんがフィルムのシャッターをなかなか押せないと言っていて、始めはフィルムがもったいないから慎重になっているのかと思いきや、「結果がわからないし、線(3分割構図など)もでないから構図が決められない。」おっしゃっていて、なるほど!と思いました。

最初にミラーレスから入ると、足がかりがないと絵作りができないということだったのかと気が付きました。

人には合う合わないがあるので、じっくり構図を決めたり、絵作りしたいタイプの方はそういった意味ではミラーレスのほうが良いかもしれません。

というわけで、私のミラーレスより一眼レフをお勧めする理由でした!



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